【比較してみた】WiMAXとテザリングの違いって何?(速度・料金など)
そもそもWiMAXとは?
以下はWikipediaからの抜粋です。
WiMAX(ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)とは無線通信技術の規格のひとつである。 人口希薄地帯や、高速通信(光・メタル)回線の敷設やDSL等の利用が困難な地域で、いわゆるラストワンマイルの接続手段として期待されている。
従来はWi-Fi環境を整えるために、光回線のように固定回線を契約する必要がありました。
しかし「どこでも快適にネットを楽しみたい」「光回線の工事が出来ない・面倒くさい」などの声から、WiMAXが作られました。
WiMAXとは元々は通信技術そのものの名前ですが、今では以下のような機械そのものをWiMAXと呼んでいます。
大きさもポケットに入るほどなので、どこでも持ち歩いて快適にネット・動画・オンラインゲームを楽しむことが出来ます。
そもそもテザリングとは?
以下はTetheringからの抜粋です。
テザリングとは、スマートフォンなどを外部モデムとして利用してPCなどをインターネット接続させる機能。
テザリング機能のあるスマートフォンがあれば、例えばWiFiルータを持ってなくても、そのスマートフォンを
利用して屋内、屋外に関係なく、PCやゲーム機でインターネット通信ができます。
テザリングは、
「WiMAXほど、高速なWi-Fi環境は必要ない」
「お金をかけたくない」
という声から生まれたものです。
言わばWiMAXの簡易版という位置づけです。
しかし、だからと言ってテザリングで充分だとは限りません。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、ぜひ一度把握しておくことをオススメします。
WiMAXとテザリングの比較【メリット・デメリット】
WiMAXのメリット
①とにかく快適
WiMAXは本当に快適です。
昔のWiMAXは、最低限ネットを楽しむ程度でしたが、今では固定回線と変わらないほどの性能を持っています。
そのため、家の固定回線を解約して、WiMAXでWi-Fiを1本化する人も増えています。
以下はWiMAXの通信速度が分かる動画です。
(2:20秒辺りからWiMAXで動画視聴をしています。)
②通信制限が無い
少し専門的な話になるのですが、ルーター機種によってはWiMAXとWiMAX2+という2種類の通信技術を搭載したものがあります。
WiMAX2+はかなり高速ですが、通信制限があります。
WiMAXは少し低速ですが、通信制限がありません。
そのため、WiMAX2+でネットを楽しみ、通信制限がかかったらWiMAXでネットを楽しむという使い方が出来ます。
ちなみに、WiMAXは低速ですが、ネットサーフィン・動画視聴などは快適に楽しめます。
WiMAXのデメリット
①お金がかかる
やはりテザリングに比べるとお金がかかります。
ただ、これほど快適なWi-Fi環境を持てると考えると、当然と言えるでしょう。
テザリングのメリット
①スマホがあればお金がかからない
これが何よりのメリットです。
月1程度、外でWi-Fiが必要な時があるような人であればテザリングで充分かもしれません。
テザリングのデメリット
①スマホに通信制限がかかる
テザリングはかなりの通信量を必要とします。
特に動画視聴や容量の大きいデータのダウンロードなどをする場合は、すぐに通信制限にかかります。
スマホは7GBの通信量を超えると通信制限が発生するのですが、動画を15時間程度見ると到達します。
また、通信制限にかかると、128Kbpsの通信速度になります。
これは、信じられないほど低速で、ネット・SNSなどはほとんど見れません。
正直、スマホが使い物にならなくなります。
②通信速度が遅い
テザリングはWiMAXの簡易版なので、通信速度はWiMAXに劣ります。
そもそもネットを楽しむ用というよりは、緊急時に使用するためにテザリングはあります。
まとめ【WiMAXとテザリングの比較】
「快適なネットライフを楽しみたい」
「家・外のWi-Fi費用を抑えたい」
という人はWiMAXがオススメです。
「緊急時に必要な程度」
という人はテザリングがオススメです。